外出自粛期間も長くなりましたが、また5月末までに延長されましたね。お家の中で日々を健やかにお過ごしですか?

パーソナルトレーナーのうにぞーです。

1日の活動量が少なくなっている方、食べる量が以前に比べ増えている方、食べないようにしているのに増えていく傾向にある方。いらっしゃるのではないでしょうか。

また、家族の中では、同じように食べているのに、自分だけが太っていく・・・と感じている方、「なぜ??」と首をかしげていませんか?実際、摂取カロリーが消費カロリーより大きくなると、脂肪として蓄積されるわけですが、どうして個人差が出るのでしょうか?

個人差の要因としてあげれば

  • 基礎代謝の違い
  • 筋肉量の違い
  • 可動域の違い
  • 酸素量の違い
  • 若さの違い
  • 性別の違い

など、様々にあげられます。この時期、体脂肪率が刻一刻と増えていく恐怖に悩んでいる方に、脂肪燃焼に役立つ基礎知識をお話ししたいと思います。知っていると知らないでは、納得度が違うからダイエットや運動に取り組みやすくなるのではないでしょうか。

40歳前後の女性(女性の多く)は、筋力が弱い

「筋力が低い≒筋肉量が少ない」

筋肉量が少ないと動きが小さくなるうえ、動きのパワーも小さくなります。また、1つ1つの筋肉繊維が細いと、使用するエネルギーも少なくて良いし、パワーも出ません。

女性のカラダは、大昔から住居周辺で食料を採取したり、子供を産み育てるために必要な体のつくりになっています。胎児の為に栄養をため込む

男性のカラダは、たんぱく源を得るために狩猟に出かけたり、外敵と闘う生活のために強くなるように作られています。その差が性ホルモンの働きを分けていますね。

男性ホルモンは、闘うために筋肉を太く大きくしやすい作用があり、筋肉量を維持しやすいのです。反して女性ホルモンは胎児の成長の為に、エネルギーを蓄積しやすいようになっています。

性ホルモンのおかげで、男性は鍛えればどんどん筋肉は発達しますし、力発揮もパワフルで、だからこそ消費カロリーも高めです。女性は動かなくなってしまうと、筋肉量は減りやすく、パワーがないので消費カロリーも控えめ、加えて脂肪をため込みやすい・・・・という差が出ます。が、悪い事ばかりではなく、女性ホルモンのおかげで様々に守られており長生きしやすいのです。

その、身体の性質をしっかりと理解すると、どうすれば良いのかが見えてくると思います。

脂肪を何とかするという観点から考えたら、食事内容をコントロールするか筋量を増やしパワフルに活動するという2点が有効になって来るでしょう。

人体のエネルギー生成と脂肪燃焼の関係って?

脂肪燃焼に重要な要素に「体内の酸素量」があります。呼吸が浅くてお困りの方や、少し走っただけで息苦しさを感じたりしませんか?これらは肋間筋の柔軟性が低下していたり、横隔膜や腹筋力が低下していたりすると起こりやすくなります。改善するには軽く走るか、速足のウォーキングをすることです。これって脂肪燃焼するための有酸素運動と似ていませんか?実は1つの事なんです。

「有酸素運動をすると脂肪燃焼する」と、よく言われます。酸素は筋細胞で、脂肪を使ってエネルギーを作って、私たちのカラダを動かしています。(廃棄物は二酸化炭素と水だけだそう。)なので、体内の酸素量が少ないと、脂肪があってもエネルギーが作られにくいのです。

若い頃、ご飯やお菓子をお腹いっぱいになるまで食べても、あまり太らなかったという経験をお持ちの方も多いでしょう。動きが大きく、活動量も多かったからという事もありますが、重要な事は成長期のエネルギー生成にあります。

成長期のエネルギーは、その多くを糖質によって生成されるのです。専門用語では解糖系というのですが、糖質を使って最速に、パワフルに活動できるエネルギー生成をし、身体を成長させるという生命のメカニズムです。

成長期を過ぎると、人間のカラダはゆっくりと酸素系へシフトしてくのですが、それを教えてくれる人は誰もいません。したがって、20代から30代を成長期の嗜好のまま多くの人が過ごし、体脂肪率に悩むことになります。

40代ごろには酸素系エネルギー生成が主流になっていますので、ご飯や麺類、スイーツにスナックせんべいを好んで食べる食習慣を見直すことが大切になってきます。

また、この食習慣は10年~20年をかけて、内臓に負担をかけ、蓄積させていきます。糖が原因の病気は皆さんもご存知の通りです。

糖の影響は、まず病気ではなく「食後の倦怠感」で感じる事があるのではないでしょうか。空腹に糖質を大量摂取する食べ方で、血液中の糖の量を乱高下させるインスリンショック。食後の倦怠感はその表れです。インスリンショックを頻繁に繰り返していると、膵臓が疲弊して、インスリンが出にくくなったり、効きにくくなったりする糖尿病が頭をもたげてきます。

糖尿病だけではなく、糖の過剰摂取は中性脂肪増加(内臓脂肪)を引き起こし、メタボリック症候群の温床になり、また脂肪肝の引き金にもなり兼ねないのです。

それが成長期以降から続くと、だいたい40歳前後に「今までの習慣の結果」として身体に現れ、健康診断の数値に現れてきます。まだまだ忙しい世代なので健康診断を来年へ繰り越してしまう方もいるかもしれませんが、安心安全の為にしっかりと健康診断をしていくことが大切になって来るでしょう。

40代前後にすでに運動習慣があり、適切な筋力が付いていたら違った「今までの習慣の結果」が表れているはずです。

体内の酸素量に関しても、運動習慣のある人は比較的良好です。

もし今、筋力もなく、ダイエットに困っていても、今始める事はこの先の数十年の健康につながります。運動習慣は体脂肪率を改善するだけでなく、将来にわたり様々な成人病やロコモティブシンドロームなどの予防にもなります。

運動を楽しく生活に取り入れていきましょう。

始める年齢は関係ありません。アラフォーでもアラフィフでも必ず体は変わってきますよ。そのためには行動を起こしながら、食事やダイエットや健康の知識を学んでいくという姿勢が大切になるでしょう。

40代前後の女性の脂肪燃焼を狙う為の意外に知らない基礎知識

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